実家の倉庫に眠っていた吸い物椀です。

木箱には　洗朱　吸い物椀と書いてありました。
何塗りかはわからないのですが、写真12.13の袋に入っていました。
堅地家具師　丈吉　は読み取れるのですが、そのほかはわかりません。
　
古いものですが、日常的には使われてなく、使用感がほとんどなく大変綺麗です。

椀の縁はとても薄いのですが、綺麗な丸みで歪みもほとんどありません。
さすが堅地家具師の作ったものという気がします。

洗朱という塗りのようですが、朱の色が明るく華やかです。
菊水と袋にも書かれていましたが、蓋には菊と水が金彩で描かれています。

高台の内側に塗り残し？があるのではないかと思います。(写真8.9.10 )

模様ではないと思われる金彩( 写真11)

塗りムラ？塗り傷？(写真10の緑の→)

細かいスレがあるかもしれませんが目立つものはありません。

古いものですが、大変綺麗なので、手元に残すか迷っていました。

この良さを理解し、活かして使っていただける方にお譲りした方がいいかと思い出品することにしました。