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ザ・モンキーズ　The Monkees: Live Summer Tour [DVD]

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「商品説明レビュー」web参照

昔懐かしいラスベガスの芸人みたいに登場したモンキーズだが、単なる猿マネ師ではなかった。本作『Live Summer Tour』には、ミッキー・ドレンツ、デイヴィ・ジョーンズ、ピーター・トークが元気いっぱいの姿を見せている。“プレハブ・フォー（即席ビートルズ）”の悪名を持つテレビタレントとして結成されてから35年が経過しているが、マイケル・ネスミスが不在とはいえ、彼らに衰えは見られない。モンキーズは昔からポップ・アンサンブルとして極めてまともだった。ここでの演奏は、腕のいいバック・バンドに支えられてはいるものの、その事実を証明するものだ。ピーターはギター、キーボード、バンジョーをいずれも達者に弾きこなすし（ボーカルがいまだに平凡なのはご愛嬌）、ミッキーは優秀なドラマーだし（「Goin' Down」で聴かせるボーカルも相変わらず素晴らしい）、デイヴィはかつての少女たち（今や中年女性たち）のティーン・アイドル熱を再発させそう。2001年夏に撮影された約1時間の本作は意外なほど洗練されており、ポップなロック・チューン（「She Hangs Out」）、バラード（「Daydream Believer」）、さらにはモンキーズ風サイケ（「Randy Scouse Git」）をうまく組み合わせた内容。喜劇的要素も健在で、ノリのいいステージとなっている。全編を締めくくるのは「Pleasant Valley Sunday」。郊外居住族の危機を歌ったものとしては今もって最高の名曲だ。（JeffShannon)

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