ピアニストの脳を科学する　 超絶技巧のメカニズム　

古屋晋一 著

2012年9月30日 初版 第14刷 発行 定価 本体2000円＋税　春秋社



ピアニストの脳は、その超絶技巧と驚異の記憶力を支える神秘的なメカニズムを持っています。医学博士でありピアニストでもある異才、古屋晋一氏が最新の実験成果から明らかにしています1。彼の研究によれば、ピアニストの手指を動かす神経細胞は、長年の練習によって、複雑な指の動きを生み出しやすいように特殊な変化を遂げているとのことです。この本は、音楽する脳を科学的に探求する興味深い一冊であり、ピアノ愛好家にとっても喜ばれる内容となっています。



第一章　超絶技巧を可能にする脳

　　　１．ピアニストの指はなぜあれほど速く動くのか？

　　　２．ピアノの練習は脳をどう変化させるか

　　　３．イメージ・トレーニングの効果

　　　４．左右の手の独立性

第二章　音を動きに変換するしくみ

　　　１．耳と指をつなぐ特殊な回路

　　　２．ミスを予知する脳

　　　３．ミスを修正する脳

　　　４．ミスがミスを呼ぶ？

第三章　音楽家の耳

　　　１．「良い耳」とはなにか？

　　　２．「良い耳」の育て方

　　　３．音楽を鑑賞する脳のしくみ

　　　４．音楽家の耳の特殊能力

　　　５．モーツァルトを聴くと頭が良くなる？

第四章　楽譜を読み、記憶する脳

　　　１．楽譜を読むという能力

　　　２．「暗譜」のメカニズム

　　　３．初見演奏の秘密

　　　４．即興演奏を可能にする脳の働き

第五章　ピアニストの故障

　　　１．ピアニストの３大疾患

　　　２．変化しすぎた脳

　　　３．フォーカル・ジストニア発症の危険因子

　　　４．フォーカル・ジストニアの治療法

　　　５．その他の疾患

　　　６．故障を防ぐためには

第六章　ピアニストの省エネ術

　　　１．疲れ知らずのピアニスト

　　　２．ピアニストの省エネ術

第七章　超絶技巧を支える運動技術

　　　１．手指の巧みな動きの秘密

　　　２．超高速かつ高精度な打鍵を可能にするスキル

第八章　感動を生み出す演奏





自宅本棚に保管してありました。経年劣化により、表紙、小口は、多少の変色、キズ、スレ、汚れがありますが、本体は綺麗な状態だと思います。



ご理解していただけます方で、活用してくださる方、よろしくお願いいたします。