ドイツのディプレッシッブ・ブラック・メタル・バンドの23年発表の7thフル・アルバム。
虚無に浸りながら、鬱、死、絶望をテーマに、独自のアトモスフェリックかつダークな世界を構築し続けるこのバンド、本作でもトレモロリフやブラストビートなとノルウェーの伝統的なブラックメタルを軸としつつも、より陰鬱なメロディを強化することで、聴き手を漆黒の森へと誘う。アルバム・トータルでの起承転結を明確にすることで、ブラックメタルの基本に忠実ながらも、様々なジャンルをアクセント的に導入することで深みとドラマ性までも兼ね備えた仕上がりとなっている。

お好きな方いかがでしょうか？