公開を再開しました。

当初、このプリ・アンプは壊してプリ・アンプ用の電源トランス（タンゴST-30S）や他の部品をそれぞれバラして出品することを考えていましたが、壊さずにこのままジャンク品として出品することにしました。このプリ・アンプは、回路としては非常にシンプルで、高音・低音用の音質調整等は省略、入力もＰＨＯＮＯとＡＵＸの２系統のみというシンプルさです。

このEQ素子の定数は、昔の既製の真空管アンプ/トリオ製「W-41型プリ・メイン・ステレオ・アンプ」のイコライザー回路の定数をそのまま使ったもので、2段目はグリッド・リーク・バイアス回路としています。

フラット・アンプ部はフォノ・イコライザー回路の後に簡易のカソード・ホロワー出しだけの回路で、増幅はしません。したがってＣＤデッキなどの出力をつなぐと、インピーダンスが下がり、真空管の音に変えてくれるだけと考えてください。出力電圧の高いプリ・アンプは意外と使いにくいものです。このようなカソード・フォロワー出力のみでも十分プリ・アンプとして使えますし、音的にも良いと思います。



かなり古い自作品でケースの塗装も傷んでいますし、配線も汚いので、ジャンク品として部品取りにご利用ください。と、いってもフォノ・イコライザー回路の12AX7を２本挿せば、ちゃんと動作します。ただし、フラットアンプでの増幅はないのでフォノ・イコライザーからは出力電圧は低いです。プリとして使用することも考え、整流管の6X4とカソード・フォロワー出力部の12AU7（5963）は、そのまま付けておきます。

プリとしてお使いになる場合には、ケースの再塗装と、12AX7を２本ご用意ください。

なお、MONO/STEREOの切り替えスイッチがありますが、配線は切ってあります。



タンゴのプリアンプ用電源トランスST-30Sが付いていますよ～～

プリ・アンプを自作したい方～～