●どんな時に役立つ？
（１）追突事故により車内から出られない場合:運転中の携帯電話やカーナビの操作、テレビの視聴などの前方不注意から、ブレーキを踏んでも間に合わず自動車や設備などに追突してしまうのです。アクセルとブレーキを踏み間違え勢いよく追突してしまった場合など、ドアが開かなくなる場合に窓ガラスを割り脱出する際に使用できます。
（２）シートベルトが自動ロックされてしまい車両から出られない場合:無理やり引っ張った場合や急ブレーキを踏むといった急な衝撃で、シートベルトがロックされてしまう際にシートベルトカッターを使用します。
（３）突然大雨により車が水没してしまったとき、車内から出られな場合:台風・ゲリラ豪雨などの際に水没事故が多発しています。一刻も早く車から脱出する際に使用します。
（４）冠水に気づかずアンダーパスに侵入してしまいドアが開かなくなった場合:冠水したアンダーパスに侵入すると、後輪が浮き車からの脱出がかなり困難になります。あっという間に車内に水が入り込みます。水没する前にガラスを割り脱出する際に使用できます。
上記のような車両事故や自然災害の際に使用できます。
●緊急ツールのしくみJIS認証緊急ツールには2つの機能があり形にも工夫がされています。
＊超硬合金ハンマー＊
超硬合金とは鉄やステンレスよりも硬く、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇っています。サイドガラスは一点に力を加えることでガラスを破砕します。JIS認証緊急ツールは、一つ一つ手作業で超硬合金チップを削り、小さな力でも割ることができる構造となっています。
＊シートベルトカッター＊
シートベルトの開口部の幅は指が入りケガをしないよう工夫がされています。シートベルトがねじれたりしないようにシートベルトを広げて真っすぐ切れるようにガイド機能が付いてます。刃の角度は、シートベルトとの抵抗を小さくする事でサッと切れるように工夫がされています。
＊ハンマーの形状＊
ガラス破砕、シートベルトカットが一体化された構造となっています。スッと引けばシートベルトが切れ、その勢いでサイドウインドウを割ります。ツールをわざわざ持ち替えることなく一連の動作の中で使用できる理想的な形です。持ち手部分は握りやすいブリップ形状になっており、滑らず握ることができます。
●本体サイズ（縦×横×高さ）： 205mm×40mm×18mm