「スリープレス コレクターズ・エディション('01伊)」
マックス・フォン・シドー / ステファノ・ディオニジ / ダリオ・アルジェント
定価: ￥ 6000

ダリオの原点回帰作品 と言うよりも そう多くない予算ながら
映画として立派過ぎる作品 後期アルジェントは お金が
集まらず 映画の程をなしてない可哀想な状態で この作品が
最後の輝きなのかも ボーナスがとても良きなのだけど
その予告編日本版で これが2002年の3月に公開されてるのね
その新宿武蔵野館へ駆けつけて 冒頭の列車シーンのゴブリンの
大音響の劇判に大感動したのを思い出すね ブルレでは残念
ながらこの興奮は味わえないよ

撮影のロニーテイラー最後の作品だったようで その撮影と
照明もブルレで余す所なく味わえますよ ボーナスの
インタヴュー集は 適当な物でなくほぼ最近のスタッフ
キャストが興味深い内容を語っています

この作品の奇妙さは いつも以上に辻褄が合わなく 度都合
主義に見えるのですがw 美術監督が述べている様に ダリオは
ラストから前に向けて話を構成する つまり犯人に先回りして
話を作り 彼に合わして状況を作り上げるわけで 今作では
それを極端にやっているのですね それで犯人はマックス
フォンシドーをどうして知ったんだよとかw の疑問は
どうでも良いのよ そんなマクガフィンの独特の使い手の
ダリオアルジェントを楽しむに最高の作品です
永久保存版に是非 どうぞ お安くしときます