「江戸の海」
白石 一郎
発行　文春文庫（1995年6月 初版）
定価　450円
◎経年によるヤケ、シミ、汚れがあり
　ます。通読には支障ありません。
◎帯に一部破れがあります。
　（写真参照）
〈目次〉
江戸の海／島火事／十人義士
海の御神輿／勤番ざむらい／夕凪ぎ
悪党たちの海／人呼びの丘
海の一夜陣／トトカカ舟　　10作品

三日働いたら三日は釣りをする指物職人岩蔵、暇を持て余している無役の御家人金八郎、頭巾をかぶり屋形船で釣り場に現れる妾おさえ―無類の釣り好き三人が沖釣りで風に流されて木更津に漂着する。そこで初めて三人が釣りの動機、身の上話などを語り合う。表題作など、海にまつわる情感溢れる作品10篇。

「江戸人物伝」
激動の時代を生き抜いた傑物たちの
虚像と実像

白石 一郎
発行　文春文庫（1996年3月 初版）
定価　420円
◎経年によるヤケ、シミ、汚れがあり
　ます。通読には支障ありません。
〈目次〉　15篇
・巌流島の決闘
・天一坊事件と大岡裁き
・大石内蔵助良雄
・不運の大目付庄田下総守
・黒田騒動
・天保のライバル奉行
・譜代高取藩の天誅組討伐
・九州男児の奇行三態
・赤備えの新参譜代
・浪人無惨大老暗殺劇の配役
・女丈夫大浦お慶の商才
・自ら政策化した開国国是
・西郷隆盛と島津斉彬
・仁勇、風の如く生きた桐野利秋
・西南の役・田原坂の残照

巌流島の決闘の宮本武蔵、佐々木小次郎、天一坊事件を裁いた大岡越前守、赤穂浪士の盟主大石内蔵助、黒田騒動の主役栗山大膳、茶の輸出で名を馳せた女貿易商大浦お慶をはじめ、井伊直弼、横井小楠、西郷隆盛、島津斉彬、桐野利秋など、激動の時代を生き抜いた傑物たちを卓絶した史眼で取りあげた歴史エッセイ15篇。

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