「斑鳩の匠　宮大工三代」
　1985年徳間書店単行本第八刷
　西岡 常一　青山 茂

「最後の宮大工」といわれ、木のクセを見抜き、木のいのちを活かしつづけた西岡常一。
　明治以来三代続いた宮大工として、受け継がれてきた技と匠の世界を語りつくす。

目次
第１章　西岡常一の歩んだ道
第２章　法隆寺金堂の解体修理
第３章　法輪寺三重塔の再建
第４章　薬師寺金堂の復興
第５章　建築用材と工具のはなし
第６章　宮大工の後継者たち

　サラリーマン時代の座右の銘が西岡常一棟梁の“口伝”の本でした♪
　ここではその口伝（くでん）は書きませんが、恥ずかしながら、今でも読み返すたびに目頭が熱くなるワタクシです♪
　自分には“なに者なのかがわからず、なにが欠け、なにを糧として生きるのか？”覚悟が決まらず、まさに“青”の煩悶する日々でした♪
　“道徳”を語るつもりはありませんが・・
　この本を手にした方にとって“生涯”の一冊とならんことを祈念するばかりです♪

　古書レベルとしての本の状態は極めて良好かと♪