「現代」が３時間でわかる情報誌、『ダカーポ』NO.195、1989（平成元）年12月20日、定価210円です。

この号の特集は、

【日本人の貧しさ】
●経済●
米と牛肉、東京はニューヨークの３倍も物価高だ／まさに日本人の貧しさを証明する土地、住宅問題／流通制度の不備で安いはずの輸入品が安くならない

●余暇●
入場者１日１人の地方美術館もある文化施設ブームのオソマツ／異文化との触れ合いなど経験せずに帰ってくる海外旅行／東京の車は、遅く着くためイライラするためだけのもの

●自然・環境●
大手企業の金もうけに地方自治体が乗っただけのリゾート開発／ますます強まる金と引き換えに“緑を奪う日本人”という国際批判

●政治●
連呼・たかり・票格差、相変わらずの選挙制度／自民党議員の1/3が二世議員という異常さ／政治の貧困の原因は２大政党がないこと／イエスマンの政治家が多すぎる／強行採決がまかり通る未熟な民主主義

●マスコミ●
なぜ日本の新聞には、世界有数の大部数に見合う実力がないのか／大事なことを伝えず、ワイ小化に熱心な週刊誌／スキャンダリズムに振りまわされるテレビの報道姿勢の貧しさ

●スポーツ●
オリンピック重視や集団志向がスポーツシーンを貧しくする／日本の野球は、個人が自由に楽しむ感覚に乏しい／ただ流行っぽいスポーツに飛びつくだけのスポーツ熱

●教育・学校●
学校を拒否する子供が増え続けるのは教育政策のモノサシが貧しいからだ／詳細な校則で子供が子供自身をがんじがらめにするゾッとする光景／自立のためのトレーニングをしないで大学生になってしまう

●サラリーマン・会社●
セコセコ働くのが日本人の特徴。貧乏性の本質は変わらない／会社は年に16％も肥えるが、個人賃金が4％しか伸びない／転職はオシャレ！という安易な風潮／「完全週休二日制・土曜日を会社の休日にする推進会議」が必要なわけ


【「海外留学」の方法と問題点】

の2本。

そのほか

短期集中連載　宅地改革の必要①　一億総不動産屋にした日本の狂乱地価（古木杜恵）

駄伽保銀座商店街（前川しんすけ）／旅／自然／語録／ゴシップ／パラの天国（小槻さとし）／私の部屋に水がある理由（内田春菊）

などなど

30年以上前のもので状態はそれなりですが、
よろしかったら是非！

#フジのダカーポ