Paul Huijts / Piano

Speelt Werken Van Bach / Liszt / Beethoven Ravel En Orthel

「パウル・ホイツ バッハ リスト ベートーヴェン ラヴェル オルテルを弾く」

収録曲目

バッハ＝ブゾーニ編曲 シャコンヌ

ベートーヴェン ソナタ告別

リスト　オーベルマンの谷

ラヴェル　夜のギャスパール

レオン・オルテル(1905-1985) Epigrammen, Op. 17 (1938)

pf パウル・ホイツ

録音：1988年11月14日、18日、12月19日、以上ハーグ、オランダ。

1991年発売

レーベル：Erasmus Muziekproducties（オランダのレーベル）



廃盤CDです



Erasmus Muziekproducties（オランダのレーベル）若手有望演奏者を起用した目のつけどころの良いレーベルでした。2000年頃に倒産し、リリース全てが廃盤になりました。あの イリーナ・メジューエワも1993年にここからデビュー盤「IRINA IN A SCHUBERT - BACH - BRAHMS」(廃盤）を出していました

ホイツもその同じ路線で若手有望演奏家として大いに期待されたピアニストです。現在海外の中古市場で僅かに数枚流通しているようですが、それが最後の盤になるでしょう。



ピアニスト　 パウル・ホイツ

ポール・ホイツはハーグ王立音楽院で学んだ後にロッテルダム音楽院で学び、1990年パリエコールノルマル国際ピアノコンクールで優勝しています。現在はオランダ在住で室内楽とソロを中心に活動し、教育者としても沢山の学生を指導しています。またオランダのラジオ放送局に沢山の録音を残しています。兄のマティと共にデュオ活動もしています。日本ではほぼ知られていないピアニストです



このCDは1988年の録音で彼がピアニストとして活動し始めた時期の貴重な録音です。癖のない素直なベートーヴェンと確かな技巧で弾かれるリストが見事です。レオン・オルテルはオランダの現代作曲家であり、ホイツと同じオランダ人、同郷ということで収録されました。Epigrammen, Op. 17 (1938)は無調の作風ではなく、独自の調性が感じられる興味深い作品です（CDケースの端っこにひびがあります。その点をご了承してください）