チャイコフスキー　　2枚組

・バレエ音楽『くるみ割り人形』（8曲）

・バレエ音楽『眠れる森の美女』（7曲）

・バレエ音楽『白鳥の湖』（10曲）



指揮：ユージン・オーマンディ

フィラデルフィア管弦楽団

録音：1961年、1963年　ステレオ（セッション）



チャイコフスキーの３大バレエ音楽は、そのいずれもがバレエ音楽の最高峰の作品でしょう。その魅力の秘密は、ファンタスティックなストーリーが、稀にみる美しい旋律や色彩豊かなオーケストレーションと、無駄のない見事な構成によって描かれていることにあります。名匠オーマンディが壮麗なフィラデルフィア・サウンドを駆使して繰りひろげているこのアルバムは、ひととき、聴く者を夢と幻想のロマンの世界へと誘ってくれます。



オーマンディは,特にバレエを意識せず、シンフォニックな演奏に徹してオケを鳴らしている。テンポにしてもルバートをかけたりあおったりといった小細工などはほとんどない。ステレオ初期の録音とは思えないほど瑞々しい。



華やかさではピカイチの名盤。多分、踊るための演奏という事は全く考えていない。その分、音楽としての表情はとてもチャーミング。



オーマンディとフィラデルフィア管の演奏は、全体的に情感豊かで、また各演奏者が揃って名人級の腕前で、時に聞き惚れるという感じ。全体的には期待通りの名演奏だと思います。



輝かしい「夢のような」音響である。悲劇性は薄く、あたかもアニメーション映画のような味わいでもある。弦楽器と管楽器の輝かしさが素晴らしい。但し、オーマンディ節の「白鳥の湖」は、例えば有名なワルツの盛り上がり部分のエピソードをカットしているなど、独特なものがある。他の指揮者の演奏と比べてみるのも良いだろう。



ずっと探していた白鳥の湖は、これだったんです。フィラデルフィア管弦楽団、ユージンオーマンディ指揮！他の指揮者、他のオーケストラのもいろいろ聴きました、でもぜんぜん違いました。特に「花のワルツ」の弦の鳴り、サウンドの厚みや深み！



国内初期盤、帯無し、★ライナー(解説書)無し

盤面disc2に微すれありますが再生問題無し13



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