石川県無形文化財指定、日本三大紬の一つに数えられる【本場牛首紬】、その中でも先染めで制作された牛首紬のお着物です。

石川県の白峰村で生産されている牛首紬（うしくびつむぎ）は、大島紬、結城紬と並ぶ日本三大紬のなかでも非常に生産量が少ない織物です。
牛首紬は2匹の蚕が作った玉繭から糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までのほとんどの作業を手作業で一貫生産されています。
釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうほど丈夫なことから釘抜紬（くぎぬきつむぎ）とも呼ばれています。

牛首紬の染め方には「先染め」と「後染め」の2種類がありますが、こちらは生産数が2割ほどの少ない先染めの着物で、通称「織り牛　おりうし」と呼ばれています。

こちらは紫色がベースで特有の節感はそのままに縞が織り表された作品です。
落款入りの写真掲載の証紙もいっしょにお渡しします。

「後染め」にて柄を染めて表現したものは市場の大半を占めており多くお見かけしますが、「先染め」のお品はお持ちの方は少ないのではないでしょうか。
希少性の高い「先染め」牛首紬を、名古屋帯や半幅帯など色々な帯とのコーディネートでご愛用いただければ幸いです(^^)


●色：
紫色

●サイズ：
広衿、単衣仕立て
身丈 161cm
裄丈 63cm
袖丈 49cm
前幅 25cm
後幅 30cm
裄の縫い込み 片側約4cm
内揚げ　約6cm
※素人の採寸ですので若干の誤差はご了承ください。

●素材：
着物地、衿裏、居敷当てともに正絹

●状態：
軽く着用程度のシワが衿裏下にありますが綺麗で状態は大変良好です。
美品ですが中古品ということをご理解いただいた上でご購入をお願いします。

●その他、注意事項：
お使いのモニターによって見える色に違いがありますので、微妙な色を追及されている方はご注意ください。


#牛首紬 うしくびつむぎ
1979年 石川県の無形文化財に指定
1988年 国の伝統的工芸品に指定


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身丈(肩山から)···160〜164cm