⭐沈壽官氏は豊臣秀吉の朝鮮侵攻の際に、日本に連れてこられた陶工を始祖とする、薩摩焼の最高峰に位置する方です。

⭐脈々と技術と伝統が受け継がれ、現在は16代が活躍しておいでです。出品した花絵煎茶碗は14代が活躍なさっていた頃の作品です。

⭐茶碗の地色は、深みのある落ち着いた渋い草色（又はベージュか白茶色か枯れ草色）です。（写真③〜⑦が近い）

⭐底に描かれた丁寧な手描きの花びらは、開きかけた蓮の花のように見えます。白に微かな紅色がさして、地色とのバランスが絶妙です。

⭐綺麗な茶色のまだらな縁取りがアクセントで、味のある印象です。（写真③〜⑦のアップ部分）

⭐薩摩焼の特徴である貫入が綺麗に入っています。　

⭐茶碗の外側の糸底に添って縦書きで小さく「壽官」の刻印があります。（写真⑨）

⭐サイズ　口径　約7.2cm　　
　　　　　 高さ　約4.2cm
　・小ぶりで可愛い大きさ。
　・素人が測りましたので誤
　　差はご容赦願います。

⭐材質　陶磁器

⭐少し厚手で扱いやすく手にスッポリ入ります。お正月やハレの日に。ちょっと贅沢気分で普段使いに。日常に彩りを添えてくれる煎茶碗です。

⭐煎茶道を習っていた折に15客揃いで購入しました。お稽古を辞めましたので小分けにして出品しております。そのため専用箱がありません。ご購入の折は、しっかりした空き箱に入れて発送致します。

⭐「新品未使用」です。でも今回、撮影のために包み紙をほどきましたし、自宅保管しておりましたので「未使用に近い」としました。完璧なお品をお求めの方はどうかご遠慮下さいませ。

⭐プロフィールもご覧いただけると嬉しいです。


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