書名：あの車に逢いたい―アメリカン・カー・グラフィティ

著者：東 理夫 (著), 佐藤 秀明 (写真)

出版社 ‏ : ‎ 晶文社 (1986/10/1)

発売日 ‏ : ‎ 1986/10/1

言語 ‏ : ‎ 日本語

単行本 ‏ : ‎ 181ページ

ISBN-10 ‏ : ‎ 4794959702

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4794959706



#自動車 #アメ車 #旧車 #廃車 #アメリカ #旅 #カントリーロード #ピックアップトラック #ステーションワゴン



アメリカを旅すると、ハイウェイで、小さな町の片隅で、必ずなつかしい自動車に出会うことができる。なだらかなカーブを描くボデイライン。誰かを思いださせるようなフロントの表情。1950年代から60年代にかけて作られた、さまざまな型の車たちは、ただ速く走るためのマシーンというより、人間の夢がとけこんだ生き物のようだ。

それらの車は、誰かの人生の一部分でもある。似ているようでひとつひとつ違う、かけがえのない物語がそこにはある。人と車とが織りなす素朴で心をうつ光景を、6つの短いストーリーと、83枚のカラー写真によって浮かびあがらせる、さわやかな作品集。



東理夫：1941年生まれ。小説家、脚本家、落語作家、ラジオ・テレビの番組制作者、ブルーグラスの演奏者、アマチュア料理研究家。

著書に「スペンサーの料理』（共著）「歌で知るアメリカ』『ウエストコースト・ドライヴ514マイル」などがある。



上記の通りアメリカに関する多数の著書がある東理夫氏。そのバックグラウンドについては、以下の書評を読めば納得するだろう。

「東理夫著『旅の理由を読む』＜日系移民＞の戦中史、その心情に出逢う旅」井家上隆幸」http://seidoku.shueisha.co.jp/ikegami.html



見開き大もある落ち着いたトーンの写真も秀逸（巻末に「撮影ノート」つき）。「犀のマークの隠れた名作」との評価も。