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『死刑囚最後の日』
ユーゴー·作
豊島与志雄·訳
岩波文庫
※カバーに使用感、本体に経年によるヤケ·シミがあります


自然から享けた生命を人為的に奪い去る社会制度=死刑。
その撤廃をめざし、若き日のユーゴ―(1802-85)が情熱をもやして書きあげたこの作品は、判決をうけてから断頭台にたたされる最後の一瞬にいたるまでの一死刑囚の苦悶をまざまざと描きだし、読む者の心をも焦躁と絶望の狂気へとひきずりこむ。
赤531-8
岩波文庫