江戸時代の丹波焼の徳利だと思われますが、鉄分を含んだねっとりとした胎土に鉄釉を掛けていますので、瀬戸焼かもしれません。てらいの無い無骨な作りから酒以外に油や醤油、酢などの液体も保存していたと思います。ろくろを回転させながら糸で一気に切り離した底の糸目に手慣れた職人芸を感じます。この様な侘びた花入が花を一層引き立てると思います。
高さ19.8㎝

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