1974年9月号・青土社発行
増頁特別定価680円
□この中原中也特集の白眉は、「共同討議・詩人中原中也を求めて／悲しみの構造」です。
「中原中也全集」(角川書店刊)を、大変な苦労をして編集した大岡昇平(作家・評論家・スタンダール研究者)、中村稔(詩人・評論家・弁護士)、吉田凞生(ひろお・近代文学研究者)の三人が初めて、中也の詩を本格的に討議した、興味深く、貴重な資料です。
□「わたしは中原中也のあまり良い読者ではない。好きになれなかった」
と書く、清水昶(あきら・詩人)の「アウトサイダーの悲哀・中原中也試論」も、なかなか面白い文章です。
■本の状態
◎外観
★写真では解りにくいですが、表紙のブロンドの少女の白い着衣に、茶色のシミのようなものが散見されます。
これは、着衣に付いたシミではなく、表紙に付いたそれのように思われます。写真1
★背表紙とウラ表紙に、黄色いシミがあります。
写真4と12
★天、小口、地にヤケあるいはシミのようなものがあります。写真9～11
◎中身
☆本文中には、目立つようなシミ、ヨゴレ、ヤケはありません。
☆書き込み、破れ、折れ跡などもありません。

以上、古書の経年劣化をご理解の上ご検討をお願い申し上げます。
☆☆梱包と発送について
OPP袋に封入し、プチプチで包み、折れ曲がり防止のため、段ボール片と一緒に封筒に入れ、郵便ポストに投函(発送)いたします。