1992〜1993年に、毎日新聞創刊120周年、
および日本近代文学館創立30周年を記念して
開催された「井上靖展〜文学の軌跡と美の世界」
の希少価値のある図録です。

井上靖氏といえば「しろばんば」「氷壁」
「天平の甍」「敦煌」「おろしや国酔夢譚」など
スケールの大きい長編小説を残した
昭和を代表する小説家ですが、若い頃は
実は毎日新聞の美術記者だったそうです。

この図録には、手書き原稿、書簡、取材ノート等文学活動を物語る展示品だけでなく
愛蔵の美術品、陶芸品、さらには
美術記者として、その結成をスクープ報道した
「創造美術」というグループの作家たち
（上村松篁、山本丘人、稗田一穂、福田豊四郎、
　加山又造ほか　→ 写真３枚めの目次　参照）
の絵画も掲載されています。

また、展覧会への寄稿文を書かれたのが
小田切進、東山魁夷、司馬遼太郎、平山郁夫、
大江健三郎、小澤征爾ら
各界を日本を代表する方々ばかりです。
→ 写真２枚めの目次　参照

サイズは大判で、ヨコ　約22.5センチ
タテ　約28.5センチ
全135頁
挟み込まれていた「日本近代文学館」の案内、
展覧会のチラシも、折れ、汚れありません。
→ 写真12枚め　参照

★ 実家の本棚に長期保管されていた物ですが、
　紙質が良いからか、肉眼で見る限り
　中身は新品に近い状態です。

　とはいえ、一般家庭での長期保管品である点を
　ご了解いただける方のみ、
　細部にこだわらない方のみ、
　お買い上げください。