◎パイオニアのターンテーブル往年の名器「PL-25D」

駆動方式はベルトドライブ。
電源周波数は東日本用の50Hz仕様になります。

味わい深い天然木突き板のケースに収められたパイオニアの通称「まな板」シリーズ。
中でも個人的には無駄のないシンプルな佇まいの「PL-25D」が個人的にお気に入りでした。

発売は1970年頃と思いますが、やはりこの頃までの製品は手作業ならではの造りの良さと材質の贅沢さを感じます。

何年かしまっていたものをひさしぶりにひっぱり出して再生してみました。
ごく短時間のチェックでは、ターンテーブルは回り、アームもレコード溝に沿って動き、一応音が出るところまでは確認できました。
正確性までは分かりませんので、状態を見て必要であれば、手入れやメンテナンス、調整や修理、部品取り等も含めて、「素材」としてご自由にご活用頂ければ幸いです。

外観の状態は、主にダストカバーに小傷とゴム足に劣化がありますが、全体的には年数の割には目立つようなダメージや金属部の腐食も少なく、あくまでも主観ながら、現存する個体としては結構良い方の部類ではないかと思います。

今回の出品内容は、プレーヤー本体のみ(カードリッジとシェルは付属しません)です。
おまけで、EPアダプター、駆動用のゴムベルトをお付けします。

ゴムベルトはあくまでも手持ちの簡単な動作確認用のものなので、サイズが小さいかもしれません。
回転速度にも影響しますので、プレーヤーに合うものを改めて用意された方がよろしいかと思います。

二点程元々の製品上の補足ですが、この時代の製品は交流式のシンクロナスモーター主流で、使う地域の電源周波数に同期して回転する方式です。
速度調節の機構は無く、時代的にクォーツのような正確さも求められていませんでした。
当方でも回転速度の測定は一切行っておりません。
また、モータートルク音がこのモデルの仕様上、近くからだと若干大きめに感じますので、その点も予めご了承ください。

何分古55年は経つ製品ですので、あくまでも素材提供品、現状でのお渡しです。
一切の動作保証や購入後のサポートはできませんので、ご了承頂ける方のみご購入の対象とさせて頂きます。

発送は匿名発送のらくらくメルカリ便。

発送の際の破損を防ぐよう、プラッターとアームウェイトを本体から外し包装しました。