ショパン

・ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 op.58

・3つのマズルカ op.59

・夜想曲第4番ヘ長調 op.15-1

・スケルツォ第3番嬰ハ短調 op.39

・ポロネーズ第6番変イ長調 op.53『英雄』



マルタ・アルゲリッチ (ピアノ)

録音1965年 ステレオ録音



1965年にEMIによってセッション録音されたものですが、レコード会社の契約の関係で長らくお蔵入りになっていたものです。録音から34年を経て初めて発売されたため「幻の〜」というタイトルがつけられています。23歳の若きアルゲリッチ の名演です。



もはや伝説となったショパン・コンクールでの圧倒的な優勝の直後、関係者を驚異と興奮に巻き込みながら行なわれたセッション。たぎるようなテンペラメントと、極限まで研ぎ澄まされた抑制。両極端のぎりぎりのものが、アルゲリッチの内面で渦を巻いている。こぼれてきそうな瑞々しさと爆発寸前の緊張が、この人の演奏には内在している。アルゲリッチならではの熱と力のたぎった演奏が聴けます。



現在のアルゲリッチにつながる圧倒的な豪演を成し遂げている。むしろ、若さ故の勢いがあるだけに、その演奏の凄まじさは尋常な迫力ではないと言えるかもしれない。どの曲も、切れば血しぶきが巻き散るような燃焼度の高い演奏。ライブ録音でないにもかかわらず、アルゲリッチが燃えに燃えていることがよくわかる。聴いていて手に汗をにぎるような興奮におそわれる。唖然とするような切れ味鋭いテクニックと力強い打鍵は、既に女流ピアノストの既成概念を覆すのに十分なド迫力であり、左手の絶妙な活かし方や緩急自在の奔放なテンポ設定も魔法のような魅力に満ち溢れている。灼熱のような燃えたぎるパッションの爆発は、ショパンの荒ぶる魂を伝えるのに十分であり、これだけ個性的な演奏を行っても、芸術としての品格にいささかの弛緩が生じないのは脅威でもあり、アルゲリッチの天性の才能の賜物と言える。冒頭のピアノソナタ第３番とポロネーズ第６番『英雄』は特筆ものであり、古今の数々の名演の中でもトップの座を争うもの。



国内盤、帯無し、プラケース少しすれあり

盤面少しすれありますが再生問題無し



＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント)

2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き

4枚購入→450円引き、10点以上は全品150円引き