逸品
龍村平蔵製　
法隆寺錦　帯
　　
初代かどうかは定かではありませんが、かなり古い時期の龍村平蔵製帯であり、貴重な逸品であることには間違いのないお品かと思います。
尚、長期間自宅保管されており、製造年や購入時期は不明です。

サイズ　
長さ 約425cm 幅 約29.5ｃm程

龍村平蔵について

近代染織界において大きな業績を残した、初代龍村平藏。織物の世界に「美」の要素を持ち込んだ第一人者、初代龍村平藏は法隆寺、正倉院などに伝わる古代裂など伝統的な織物の研究に尽力し、
復元の第一人者として織物の地位を「芸術の域」にまで高めました。

伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と革新的な技法の習得により新境地を切り開いてきた龍村平蔵。“織”の世界の奥深さをじっくりと堪能できる、貴重な財産といえましょう。

龍村平蔵製 「法隆寺錦」
贅を尽くした帯づくりで知られる龍村美術織物。中でも創業者の名を冠した「龍村平蔵製」のラインは流通も限られる特別な扱いとなっています。こちらは弁柄色が近いでしょうか、深みのある枯れた赤を背景に芥子色や麹塵色を効かせて、法隆寺に遺る赤地格子蓮華文錦を復元した丸帯です。それぞれに小さな連珠文や唐草文を配した格子が整然と並ぶ高雅な景色は法隆寺裂の中でもよく知られたものですが、同じモチーフでも龍村平蔵製として手掛けられたお品はより忠実に模作されており、量産のお品とは全く別ものの圧倒的な迫力を備えています。改まったお出かけやお茶の席の装いを凛と引き立ててくれる平蔵さんならではの重厚感あふれる逸品。

※目立ったシミやキズ等は無く良好な状態ではありますが、帯としての使用はされており、長期保管されてきたお品ということ、ご了承の上ご検討下さい。

※自宅保管による中古品のため、状態に神経質な方はご遠慮下さい。

＊写真の色味、質感につきましては見え方が異なる場合がこざいますので、ご了承下さい。

＊即購入可能です。

※化粧箱や専用包紙等には入っていませんので、適宜の梱包による送付となります。