徳富蘆花 「不如帰」 初版本・昭和11年・岩波書店・函付

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『不如帰』(ほととぎす)は、明治31年11月から32年5月にかけて國民新聞に掲載された徳冨蘆花の小説。のちに明治33年1月出版されてベストセラーとなった出世作は、数多くの演劇・映画の原作ともなり、今日なお読みつがれる。





 「不如帰」は元帥大山巌の娘信子と枢密顧問官三島通庸の息子との結婚が、信子の肺結核のため不縁となった事件をモデルにしたものである。蘆花は三十一年夏逗子に避暑中、信子を知る婦人からその哀れな境遇を知り、構想を得た。結核は当時は不治の病であり、伝染することも知られていた。両家で合意の上実家へ引き取ったのであるが、信子は夫を慕って三島家へ帰りたがった。無断で帰ることもあったので、三島家では息子に新しい嫁を捜して、信子に帰れないようにした。信子は嘆きつつ死んだというのが実話である。

 日清の戦勝後、軍人の社会的地位は高く、その家庭の事情は世間注視の的であった。「もう二度と女なんかに生れはしない」と信子はいったという。これは少し言葉をかえて、「不如帰」のヒロイン浪子の口に移される。妻に離婚を要求する権利なく、夫は重大なる理由なく三下り半を投げつければ事がすんだ古い離婚制度に対する反抗であった。

 さらに蘆花は夫武男を浪子に同情的に作り、一篇を相愛する夫婦の悲劇とした。夫婦が揃って外を歩くのが珍らしかった当時にあっては、これは夫婦の人間的交情を書いたはじめての小説であった。そのようにして、若い読者に読まれ、また娘を持つ父にも読まれていたのである。「不如帰」は「新派」の当り狂言となり、外国語に翻訳されて、当時最も多数の外国に紹介された小説となった。(大岡昇平)





岩波書店・昭和11年9月初版発行の徳富蘆花「不如帰」付きです。函には経年によるヤケとシミがありますが、本体にはシミや書き込み、蔵書印などもなく、経年の割には確りとした造りです。

本著は明治33年1月に民友社から初版発行(192版で絶版)されてから100版目となるのを記念して新装出版されたものです。「あとがき」で愛子夫人はこの岩波版第一刷を「定本不如帰」と確認すると記しています。本作品は岩波書店と日本近代文学館から復刻版が出ています。

88年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。
(質問合計:0件)
目前沒有任何問答。
cyndi0082
2017-06-10 10:01
テレビ付きですか?
chan_ta55
2017-06-12 18:41
ご質問ありがとうございます。地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送対応(4チューナ搭載)です。ご検討の上、よろしくお願いいたします。
savugaz1985917
2017-06-11 12:24
テレビ付きですか?
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