〇状態

・古本につき経年劣化によるヒヤケ・キズ・シミなどあり。

・表紙、背表紙ヤブレあり、虫喰い痕があります。

・状態と目次は写真にてご確認ください。

〇内容

特集・柳田国男と折口信夫－日本人の原像を求めて

◆柳田・折口における―日本的なものの原型への視座

・周辺的現実　山口昌男

・原初的なるものへの照射　益田勝実

・日本的ユートピア思想　神島二郎

・辺境あるいは離島のイメージ伝承の意味　松永吾一

・伝承の意味　宮本常一

◆対談　現代にとっての柳田学・折口学　川村二郎×高橋英夫

柳田・折口に魅かれていった機縁／「学」という言いまわしにこめられているもの／ 個人的偏執と体系志向／無理と道理の間隙からの発想／文学作品としてみた場合／先に見えてくるもの／『死者の書 』－仮面の役割／近代合理主義を通りすぎて古代へ

◆民俗学的方法と現代思想

・柳田国男と宗教史学　堀一郎　

・折口信夫と日本文学史の再編成　松田　修

・柳田国男・折口信夫と構造主義　柳川啓一

・柳田国男と吉本隆明の交錯　黒田喜夫

・三島由紀夫における折口学の受容　田中美代子

◆回想の柳田国男

武蔵野の柳田国男　中村哲

父・柳田国男の思い出　堀　三千

◆回想の折口信夫

折口さんのこと　松本信広

春洋の養子縁組その他　藤井　巽

◆柳田国男の主題と方法　

・柳田国男における常民の思想　和歌森太郎

・柳田国男における経験と超越　吉村貞司

・柳田国男における言葉　芳賀　綏

・柳田国男の西洋体験 　家坂和之

・詩人としての柳田国男　相馬康郎

◆折口信夫の主題と方法

・折口信夫における幻影の古代 池田弥三郎

・折口信夫における直観と論証　岡野弘彦

・折口信夫における超自然の感覚　笠原伸 夫

・折口信夫の芸能史観　小笠原恭子

・歌人釈迢空の世界　清水 昶

◆苔のした水　新古今和歌集評釈15　久保田淳

◆天人女房　民俗文学の探訪41　臼田甚五郎

◆本のさんぽ　現代百科文庫の一冊－生田長江 『芸術家と芸人』　紅野敏 郎

◆学界時評・中古　篠原昭二

◆学界時評・国語　山口明穂

◆文学界展望42　笠原伸夫

◆国語教育界展望54　瀬戸　仁

◆回想 この一冊32　違星北斗遺稿『コタン』　

ほか