昔　東京の骨董屋さんでこの小さな着物に出会った時、その美しさにびっくりショックを受けました。この深い紫色の色味にうっとり。そして、目も鮮やかな扇や竹、小菊などが優雅に格式ある配置にさらに言葉も出てこない状態でした。背中、袖と3つ紋がついて、冬用でしょうか、全体にうっすらと綿が入っています。

時代は断定できませんが、古き良き時代の大きなお屋敷に大事に育てられたお子の着物だったのだろうと、妄想を膨らませることでした。



サイズ：身幅　３０㎝　　身丈８５㎝　　

　　　　袖巾　２３㎝　　袖丈５０㎝　　



色味は青や紺色ではなく、もっと深い紫色です。写真にあるように、裏裾も前と同じ模様がぐるりと回っています。

見つけました傷みは、1か所。右見頃　下から33㎝位のところに、エル字形の繕い跡がありました。今まで見落としておりました。それだけで全体としては状態は概ね良いです。

時代物ですので、ご考慮ください。



当時の価格で ５万いくらかで私としては目玉も心臓も飛び出る思いで購入しました。

展示会に飾った以外は大切に保管していました。

時代着物コレクションルームに飾るとかされる方が現れてくださるとか、

あるいは惚れこむ方がお求めくださったら、、、。



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