スイス生まれの女性ヴォーカリスト、ピアニスト、エルジー・ビアンキの弾き語り傑作アルバムです。夫のシロ・ビアンキ（b）、チャーリー・アントリーニ（ds）によるトリオで、必ずしも上手とは言えない歌唱ですが全編英語で歌う独特の魅力を持ったビアンキのピアノとヴォーカルを聴くことができます。スタンダード・ナンバーで構成されアルバムタイトルはリチャード・ロジャースの名曲。ヴォーカルなしのピート・ジョリー作Little Birdは軽快なボッサタッチでビアンキのピアノが冴えておりピアニストとしての実力を存分に発揮しています。バランスの良い全曲と弾き語りで楽しめる内容です。
Germany SABA SB 15 069 ST stereo reissue
オリジナルは1965年リリースですが本盤は2000年のドイツ再発盤でコーティングジャケットは経年劣化で擦れ、折れがあります。盤はずっしりとした重量盤でA-4で数回パチノイズ、他にも所々パチノイズが入るところがありますが全体的にノイズは少なく良好ですが少しでも気にする方はご遠慮ください。このレーベル特有のとても高音質なレコードです。オリジナルはかなりの高額盤でこの再発盤も最近ではほとんど見かけません。探している方は是非この機会に！