あくまでもクールで神秘的な色彩感覚とイメージ構成。シュルレアリスム／ハイパーリアリズムへの傾倒。恐怖とファンタジーへの偏執。人工着色、フォトモンタージュ等の技法を駆使し、ＳＭ‐ボンデージ＆フェティシズム、マチズム、デッド・テック、アーバン・バイオレンス、マシーンといったポップ・カルチャーのシンボル群を素材に全く独創的で洗練されたエロティシズムの世界を生みだしたロンドンの若き天才写真家Ｂ・カルロス・クラークのセクシュアル・ファンタジー。本書は、カルロス・クラークを一躍写真界の寵児にし、アレン・ジョーンズをはじめイギリスの先端アーティストの間で、彼をカルト的存在にまでおし上げた衝撃的作品集である。日本版製作にあたり、本書はカルロス・クラークの協力を得て、英国版未収録の作品を大量に加え、全面的に再編集・改訂した“オブセッション”の完全版である。

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