幼い時に母を自死で亡くした事がきっかけで、人と深く関わりを持つのが怖いと感じる弁護士・村瀬快彦。
父を病気で亡くし、付き合っていた女性に別れを告げられひどく落ち込んでいた最中、母方の従兄弟の弁護士から連絡が入る。
傷害致死事件を犯した従兄弟の身元引受人になってほしいという。
彼、蓮見亮介とは20年以上会っていない。
なのに何故、自分を引受人に指定したのか‥
互いに条件を設け、釈放後に快彦の家で共に事になった2人。
人との関わりを避ける快彦とは違い、人との交流を進んで行う亮介。
全く真逆の二人だが、共に暮すうちに快彦にとって居心地の良いものに変わっていく。
そんな中、母が父に残した手紙の内容に衝撃を受ける。
そして、それは過去に亮介が起こした傷害致死事件に繋がっていて‥

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「籠の中のふたり」
薬丸 岳
定価: ￥ 1800

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