日常に虚しさを覚えた時、人はぶらりと旅にでる。目的も地図も持たずに漂うままに、現実と夢想の世界をゆききする。そこで垣間みる光景は至高の美か幻滅か。
つげ芸術の集大成。

ある一夜
蟻地獄
老人の背中
女忍
古本と少女
なぜ殺らなかった
ねずみ
右舷の窓
噂の武士
西瓜酒
運命
不思議な絵
沼
チーコ
初茸がり
通夜
山椒魚
李さん一家
峠の犬
海辺の叙景
紅い花
西部田村事件
長八の宿
二岐溪谷
オンドル小屋
ほんやら洞のべんさん
ねじ式
ゲンセンカン主人
もっきり屋の少女
蟹
やなぎや主人
夢の散歩
夏の思いで
下宿の頃
大場電気鍍金工業所
懐かしいひと
リアリズムの宿
事件
枯野の宿
義男の青春
庶民御宿
魚石
会津の釣宿
少年
近所の景色
ある無名作家