ロー・レンジを引き締め、ミッド・レンジをブーストさせたチューンナップが施されたオリジナルP-90。

ビンテージのレプリカというよりは、噛みつきのしっかりしたリメイク版P-90かとおもいます。

甘みが目立つサウンドですが、それでも高域のジャリッとした色気のある成分がよく出ています。
本機はギブソンP-90と違い2倍音もしっかり出て、その下の5度と上の3度も鳴っています。

この特徴が、耳の痛くならない独特な響きを出しているかと。

決して上品ではないサウンドですが、ジャジィというか、 ベルベットな響き。

ちょっと甘めのトーンが似合うかと。
でも、上の方はぼけない。1弦も引っ込まないので、しっかりした音像になります。中域がグッと粘ります よね。ギブソンのP-90に比べるとサステインの落ち方が緩やかな印象かと。

軌道に乗りましたら、ピックアップビルダーや、リペアマンになる事を考えていますが、本業でない人間が1人で全て作業している為、丁寧に作業していますが、見る人によってはアメリカンかも知れません。神経質な方は御遠慮くださいませ。コイルはワインディング機を使った巻き方、他は手作業。