グリーンライトの日本車シリーズ、TOKYOトルクの中から第3弾の一台「1971 Datsun 510 #85 Raydaddy Auto」の出品です。
私が長年部屋に飾っていた中古です。
ブリスターには曲がりがあります（写真5参照）。
これは購入時には既にあったものなので、気にされる方はご遠慮ください。
未開封品です。
スケールは1/64。
中国製。
この品は保護性に優れた専用ボックスを使う宅急便コンパクトで発送します。

510型ブルーバードは様々なモータースポーツで好成績を収めた名車で、日産の海外ブランド名であったダットサンのイメージアップに貢献しました。
トヨタも日産もセダン不遇の時代を迎え、かつての栄えある車名を惜しげもなく捨ててしまいました。
マークII、チェイサー、クレスタ。
セドリック、グロリア、シーマ。
ブルーバードも同じで、私の幼少期にはSSS（スーパー・スポーツ・セダン）のバッヂが付いたモデルは皆の憧れでした。
元祖「羊の皮を被った狼」スカイラインGTよりも、親しみやすい柔らかさを持っていたのです。
子供心に「将来はブルーバードSSSに乗るんだ」と決意したものでした。
全然約束を守りませんでしたが。

当時の量産車の最先端技術を搭載して生み出されたブルーバードSSSはラリーでも優勝、サーキットでも連戦連勝、向かうところ敵無しで当時世界的にレースで強い印象があったBMWを慌てさせたそうです。
日本の自動車メーカーはどこも、先行する欧州のメーカーにその実力を見せつけることで認められてきたのです。
日産やマツダなど、プアマンズBMWやプアマンズポルシェと呼ばれながらその実、当のBMWやポルシェは「手強いメーカーが現れた」と脅威に感じていたのです。
だって自分たちの車と同様かもっと速いのに市販の値段は半分、さらに納期も半分ですからね。
あなたがもし労働者なら、あなたと同じ働きをする新人があなたの給料の半分で年齢も半分だと考えると分かりやすいでしょう。
世界の自動車産業のステージを高めるのに、510型ブルーバードは間違いなく貢献しました。
当たり前ですが日本自動車歴史遺産にも認定されています。

この出品のBGMはイアン・ペイス、イアン・ギラン、ジョン・ロード、ロジャー・グローバーとリッチー・ブラックモアの「ハイウェイ・スター」です。
ご質問等はお気軽に。