一閑張りの四方盆です。竹（籠）の土台に和紙を重ね張りし、表面を漆塗装で仕上げたものだと思います。



入手経緯は不明ですが、無地の布袋（商品に含めていません）に入れて仕舞ってあったもので、汚れやキズ、欠け、破れなどの傷み、塗りの剥がれなどはほとんど見られません。漆塗りは本漆かどうかは分かりません。



大きさは約２１．５ｃｍ角、厚み約１ｃｍ、重さは約６０ｇと軽量です。



角の取れた、黒地に縁の朱色がマッチした味わいのある四方盆ですが、小振りで、縁の立ち上がりが小さく用途は限定されるように思います。

写真６、７枚目は出品者の思いついた使い方です。小振りの一客用の茶托（ソーサー）と茶碗（カップとスプーン）です。開いたスペースに、皿に和菓子（洋菓子）を乗せることが出来そうです。

或いは、茶托（ソーサー）を重ねて茶碗（カップとスプーン）を４客分、小振りのものなら乗せられるかも？無理かも分かりませんが。



出品者にははっきりした用途が分かりませんが、その用途通りに、また新たな用途に実用していただければ幸いです。