長谷川陽子／愛の言葉



①ロンディーノ　作品81-2（シベリウス）

②愛の言葉（カサド）

③感傷的なワルツ　作品51-6（チャイコフスキー／ローズ編）

④第3楽章 アンダンテ（ラフマニノフ：チェロ・ソナタ　ト短調　Op.19）

⑤白鳥（サン=サーンス）～フランス

⑥ヴォカリーズ　作品34-14（ラフマニノフ／ローズ編）

⑦第２楽章：アダージョ・アフェトゥオーソ（ブラームス：チェロ・ソナタ第２番ヘ長調　作品99）

⑧火祭りの踊り（ファリャ、ピアティゴルスキー編）

⑨セレナーデ（ドリゴ、ヴォルフ編）

⑩第１楽章　アレグロ・マエストーソ・マ・アパッショナータ（コダーイ：無伴奏チェロ・ソナタ　Op.8)

⑪夢のあとに　作品7-1（フォーレ）

⑫愛の挨拶 Op.12（エルガー）



長谷川　陽子（チェロ）

長尾　洋史（ピアノ）①③⑥⑫

ダリア・ホヴォラ（ピアノ）②⑧⑨

野平　一郎（ピアノ）④

藤井　一興（ピアノ）⑤⑪

パーヴェル・ギリロフ（ピアノ）⑦

録音：1988～96年



ロマンティックな小品を中心とした長谷川陽子のベスト盤。大家の演奏を年代物のボルドー・ワインに譬えるなら、こちらはできたてのフレッシュなワイン。澱もなく、すっきりと軽やか。クセの少ない、万人に愛されるタイプだ。おおらかな音楽運びが心地よい。それでも音色に力強さを感じるのが、長谷川の素晴らしいところ。



このアルバムには、長谷川陽子みずからが「愛」をテーマに選び抜いた曲が収録されています。やわらかな甘い花の香りが幸せを運ぶように、限りなくおおきな「愛」が心を満たすように、長谷川陽子のチェロは「愛」の優しさ、寂しさ、美しさを聴き手の心にまっすぐ届けてくれます。



選曲が素晴らしく、ピアニストも錚々たるメンバーで、長谷川のチェロを引き立てる。ビクターの録音は素晴らしく、音質が安定しており、ベスト盤にありがちな音質の差異による違和感も感じられない。個人的には、⑥のラフマニノフ「ヴォカリーズ」と、⑪のフォーレ「夢のあとに」が大好きです。チェロのたおやかな音色に心癒されたい方にオススメしたいです。



国内盤【廃盤】帯付き(色褪せ傷みあり)
盤面傷無し 11



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