私の記憶では、最も古い年代に入手した(1978年発行）

「オスワルド・ウタロットタロット」22枚組デッキだと思います。

ただ、カードは新書タイプの本に外箱が付いているような体裁で、

中にデッキとブックレットが入っていますが、

妙なことにブックレットは日本語で書かれているのです。

一見、輸入物のタロットデッキに37ページほどの

日本語解説書の組み合わせは何を意味しているのでしょうか？

それと、絵柄は確かに「オスワルド・ウィルトのタロット」なのに

その名称は何処にも記載されておらず

ただ、本体ページ背表紙と外箱背表紙真ん中に

[TAROT] と刻印されているだけです。

私の推測では、当時の国内中小のカード輸入販売メーカーが

デッキについていた解説書が英語以外の外国語で書かれているか

全く説明書がついていなかったので、苦肉の策としてタロット関連の

国内の文献を引用したのではということです。

そして、「オスワルド・ウィルトのタロット」も最初は

その名称ではなく、『薔薇十字のタロット』とか

呼ばれていたかも知れません。

カードサイズ：縦13.2cm×横7.1cm

外箱およびカードを包んでいるメモ帳のような表紙に、経年変化で

黄ばみや汚れがみられますが、

カード自体に汚れや傷等は有りません。