笹沢左保　小説6冊セット



少しだけの寄り道

小山内千絵は銀行の総務課長の夫と小学生の娘２人と母と府中市の住宅街の庭のある家に住んでいた。平凡だけれど幸福な日々だったが…



華麗なる鬼気

若き美貌の未亡人・谷口由布子は初恋相手・宇田川保男に弱みを握られ、五年間にわたってゆすられ続けていた。殺意をつのらせる由布子の前に、宇田川のかわりに自分の夫を殺して欲いと一人の女が現れる。官能サスペンスの傑作。



魔の流浪

入院中の流行作家・麻生は、華麗な女性遍歴でも知られていた。麻生は、見舞いに来た編集者・由布子と、当然のように深い関係になっていった。お互いの生活に干渉しないことを条件として…都合のよい関係のはずが…愛の異相を描く長編異色作。



背景のない夜

人気ロカビリー歌手の追っかけ兼パトロン的女子が殺害される。彼女自身の乱れた私生活のせいか、警察の捜査も色眼鏡的で…



殺人者

西洋給食社長・半沢慎太郎が東京の自宅で撲殺された。親友・半沢の突然の死に、毎陽新聞小松支局長・新明寺道夫は事件の解明をめざすが、入院中のため追及は妻・夏代に依頼した。二人は半沢の同棲相手・光家麻鈴に疑惑を持つが、事件は混迷。道夫の病状は悪化。絶望のなか、夏代は事件と自分をむすぶ奇妙な事実を発見する！　ミステリーの新たな地平を拓く問題作。



媚薬

東京の郵便局を襲ったピストル強盗。その凶悪犯が、山間の村で暮らす姉妹の前に現われた。風呂、食事そして女体……ある理由のため、男をもてなす女たち。――三角関係の果てに、男を殺そうとする女。――夫を殺され、傷心の旅に出たが、偶然犯人の男と出会ってしまった女。――殺人などの事件に女性が深くかかわる八編のサスペンス。女性の内面を鋭く抉る傑作推理小説集。



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