日本画の巨匠が、寺の講堂の60面に及ぶ襖絵を墨の濃淡のみで描きあげ奉納された絵は、襖絵としてこれ以上ないと思える精神性の高い作品。



彼の絵は、見る者に深い感動を与え、心を癒す力があります。

墨の濃淡に奥行きや空気感、色彩までをも感じるニュアンスはすばらしく、控えめな描写が、桜や木々の美しさをより強く想像させる。



「田渕俊夫展 智積院講堂襖絵完成記念」

　［図録］ 大型本 – 2009/1/1

NHKプロモーション 編 (著)



絢爛たる等伯の金碧障壁画に相対するのは、四季の情緒を伝える幽玄な水墨画でした。京都智積院、講堂に奉納された田渕俊夫の新作襖絵。

智積院講堂襖絵を5年の歳月をかけて制作された。



目次（一部抜粋）

小山榮雅：真言宗智山派総本山智積院について／

村瀬雅夫：21世紀墨絵の展開他

金剛の間：「夏（けやき）」、「夏（めたけ）」

胎蔵の間：「春（枝垂れ桜）」、「春（やなぎ）」

智慧の間：「秋（すすき）」、「秋（柿）」

大悲の間：「冬（雪山）」

不二の間：「朝陽」、「夕陽」







＊＊＊綺麗ですが中古品にご理解ある方のみご検討ください。





水墨画

日本画

墨絵

奉納

真言宗智山派

総本山

智積院