京商製の精密なダイキャストモデルです。

生産台数はわずか197台、販売期間も短かったことから幻のGT-Rと呼ばれているケンメリ GT-R。

ハコスカ GT-R時代には50連勝という偉業を成し遂げ既に伝説となっておりましたが、時代が進むにつれマツダロータリーRX-3、通称RE軍団の前に劣勢を強いられておりました。

後継モデルが待たれる中、1972年の東京モーターショーで満を辞して公開されたのがこの「スカイライン・ハードトップ2000GTレーシング」。

当時のレースに欠かせない大型のチンスポ、ワークスフェンダー、ワタナベホイール、ダンロップのスリックタイヤを装備。
ヘッドライトは外され、片側が冷却のために穴が開けられてました。
シックなダークブルーのカラーリングと合わせ、どこか不気味さすら感じさせます。

活躍を期待されましたが排ガス規制など時流、日産の経営方針により、結局参戦することは叶いませんでした。
その通称の通り幻のGT-Rとなってしまいましたが、今でもこの車両は動態保存されており、ニスモフェスティバルなどでその姿を拝むことができます。
※画像10.11

モデルは京商の傑作。
レース仕様のケンメリはそもそも京商でしかリリースされていないので、比較対象がありませんが、他メーカーで出す必要がないという程度にはよくできたモデルです。

ボンネット、ドア、トランクの開閉は一通り可能で、エンジンやコクピットなどのディテールは綿密な実車取材により完璧に再現されております。

暗所保管品ですので、外箱、本体共に美品です。

ボディはセラミックコンパウンドで研ぎ出しののち、実車用ポリマーコーティングを施工しております。
新品時を上回る深い艶がお楽しみ頂けるかと思います。