ミニチュアハウス「Lilliput lane」（リリパットレーン）は1982年にイギリスで誕生しました。ガリバー旅行記に出てくる小人の国「リリパット」から名付けられたシリーズです。

実際にイギリスにある建物をモデルに、屋根の瓦や壁のレンガ、家の周りに茂る木や植物なども細かいディティールで表現されています。その細部の細かさを表現するため、一つの型からは7～8個のモデルしか作られません。

色はひとつひとつイギリスのペインターの手彩色で着色されているため、とても繊細で趣のある造りになっています。（屋根の塗料はげなども忠実に再現されています）

この作品のタイトルは「GULLIVER'S GATE」（ガリバーズゲート）です。1994年の作品です。
アイルランドの作家、ジョナサン・スウィフトの有名な小説「ガリバー旅行記」に登場する 「小人国」（リリパット）の城門をモチーフにしています。（小人たちにとっては）大きな城門から、2人がかりで「リリパットレーン」の垂れ幕を掲げているようすがデザインされています。黄色い服を着た小人は、大きな垂れ幕に引っ張られて、今にも落ちそうなほど体が斜めになっています。彼がかぶっていたステキなハットは飛んでしまって「 Lilliput 」の「 L 」の字の左を通過しているところです。
ぐるっと城門の裏に回り込むと、壁の一部が（ガリバーによって）壊されてしまっている事が分かります。
素晴らしいのは、垂れ幕が下がっている裏側が、羊皮紙のような質感で再現されている事です。細かい部分までこだわって制作されている事が分かります。
リリパットコレクションの一角に置くと、ステキなタイトルスタンドの役割を担ってくれる作品です。

●サイズ：
幅 10.7cm、奥行 4.9cm、高さ 7.7cm

●状態：
細部まで作り込まれています。全体として状態の良いお品です。

●その他、注意事項：
なし

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