ミニチュアハウス「Lilliput lane」（リリパットレーン）は1982年にイギリスで誕生しました。ガリバー旅行記に出てくる小人の国「リリパット」から名付けられたシリーズです。

実際にイギリスにある建物をモデルに、屋根の瓦や壁のレンガ、家の周りに茂る木や植物なども細かいディティールで表現されています。その細部の細かさを表現するため、一つの型からは7～8個のモデルしか作られません。

色はひとつひとつイギリスのペインターの手彩色で着色されているため、とても繊細で趣のある造りになっています。（屋根の塗料はげなども忠実に再現されています）

この作品のタイトルは「WATERMILL」（ウォーターミル）です。1985年のリリパットレーン初期の作品です。すぐ横を流れる小川の水車を使った 製粉所がモデルとなっています。苔の生えた茅葺き屋根の小屋は、石と木を組み上げて 無骨ながらも丈夫な造りに仕上げられています。
製粉所の入り口には、美しいつるバラが壁を伝っています。よく見ると製粉所の入り口には、作業中の職人さんの姿が…。粉が入った袋を両脇に抱えて黙々と働いています。製粉所の反対側の壁には、粉が詰められた袋が積み上げられています。
屋根を見ると、水車小屋の真ん中にレンガ積みの大きな煙突が据えられているのが分かります。業務用の暖炉は、普通のコテージよりも大きなサイズです。
小屋の裏手を見ると、表側の漆喰仕上げではなく 簡素な板張りになっている事が分かります。裏口の扉も、表側の搬入扉と比べて背をかがめて出入りするような小さなものになっています。効率を最優先して立てられた歴史ある製粉所である事が伝わってきます。

●サイズ：
幅 9.2cm、奥行 7cm、高さ 6.2cm

●状態：
全体的に とても良い状態です。目立つカケなどはありません。

●その他、注意事項：
パンフレットが付属していましたので、お付けいたします。


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