1969年にバンド結成して以来、その唯一無二のヘヴィ・ロック・サウンドで後のHRHM、パンク、グランジ系のバンド群に計り知れない影響を与えた英バーミンガム出身のバンド、ブラック・サバス。オリジナル・メンバーであるトニー・アイオミ(g)、オジー・オズボーン(vo)、ギーザー・バトラー(b)が35年ぶりに揃って送り出す、18年ぶりのスタジオ・アルバム！





１曲目から1stアルバムを再現したような曲が続き、４曲目以降も1stから3rdを再現したような曲ばかり。完全にセルフ・カバー、あるいはリ・レコーディングの初期曲ベスト盤、という感じで、実に微笑ましいです。この辺りはプロデューサーであるリック・ルービンの狙いでしょうね。

まあ当然ながら過去の名曲を超えるようないい曲は無いですが、５曲目 "Age of Reason"と、7曲目 "Damaged Soul" は、結構気に入りました。

ちなみに、ボーナス・トラックの９曲目"Naïveté in Black" は、"Paranoid"的なスピード感がある曲なので、この曲で終わるか、あるいはスローな８曲目の最後、雨の降る音で終わるか、で、アルバムの印象は変わるでしょうね。

ボーナスＣＤの１曲目"Methademic"には1970年代後半のブラック・サバスのような雰囲気もありました。







ディスク： 1

1End of the Beginning

2God Is Dead?

3Loner

4Zeitgeist

5Age of Reason

6Live Forever

7Damaged Soul

8Dear Father

ディスク： 2

1Methademic

2Peace of Mind

3Pariah