めちゃ元気・賢い子の育て方　

　　　　　　　　　　子育て応援社　社会教育家　中塚全紀　著

　この本はアカデミックな学力をつけるための指南書ではなりません。

　長年、子育てに関係して、培った事を土台として子育てで大事な事を紹介しました。

　内容は、元気一杯で頭の良い子に育てるには、親が子どもをどのように見ているかが課題になります。

　日本の医学者で、解剖学者の養老孟司先生は、人間は生老病死を理解するとし、自分が亡くなった後、土に還るサイクルを理解することが大事だと主張されています。

　更に、先生は、「何もかも手に入るわけではないけれども、生きているだけで満足できる。そんな状況を、生まれてくる子どもたちに対してつくってあげないといけないでしょう。」「何も難しいことではありません。親が子どもに対して「あなたたちが元気に飛び跳ねていてくれればいい。」とさえ、願えばよいのです。」とされています。

　この教育が、子どもたちにお互い"人間として共生”しようとする考え方をもたらすのです。

　もともと人間は深い感性を開くように設計されているので、子どもと一緒に歩く、行動する、そのときに楽しく対話することだけで開いていけます。「幼児教育とは、親の教育である」とよく言われます。心構えとしては、親も一緒に成長するといった気持ちを持つことが大事であると思います。

　このように、幼児期は人生の中でも重要な時期であります。この大切な時期、両親のかかわりを中心軸にお友達等の人間関係の中で、もまれながら、たくましい精神と豊かな感性、知的好奇心が育成されていきます。

　タイトルは「めちゃ元気・賢い子の育て方」です。

　具体的には

・知的好奇心の育成　・時間的想像力の育成　・空間的想像力の育成

・客観的に自己を見る能力　・幼児期は非認知力を育成する　・右脳と左脳に特質について　・心の育て方　・外国語を育成しよう　・励ましの大切さ　・自己肯定感の心を育てる　・健康を維持する方法　　等々を説明しています。



　これからの時代を生きる、子どもたちと周りにいる人たちに知ってほしいと思ったことを書きました。