#シャンパンお婆ちゃん

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ランソン　クロ・ランソン　2009



ランスの大聖堂を間近に望む市街地にあるメゾン・ランソンの敷地内の敷地内のクロ（石垣に囲まれた畑）から造る単一畑のシャンパーニュ。

「クロ ランソン」は、ランソン社敷地内の「シークレット・ガーデン」と呼ばれるわずか1haの畑から造られるオーガニック認証を受けたシャルドネを使っています。

8000本弱だけ詰める大変希少なブラン・ド・ブランです。ジャック・セロスを思わせる豊かさとミネラル感を備え「シャンパーニュのオー・ブリオン」と評価されます。

マロラクティック発酵は行わず伝統的なワインの製造方法でゆっくりと熟成、新鮮な果実味と酸を残したエレガントな風味が特徴です。オーク樽を使い一次発酵、その後の瓶内二次発酵、瓶内熟成で9年間もの長期・瓶内熟成をさせることでクリーミーできめ細かい泡立ちとなります。

元々はオーナーのフィリップ・バイヨ氏が2006年3月、ランソンを買収した際に、畑の存在に気づき、当時の醸造責任者と相談して、「ゴールド・ラベル」にブレンドしていたのを、独立して瓶詰する決断をしました。

画期的なのは、ステンレスタンク醸造を貫いてきたランソンが初めて、ワインの樽発酵・熟成を行った事です。ヴィクトル・ランソンの出身地であるアルゴンヌの森の木で造った小樽と、ムルソーから購入した小樽の数年落ちのものを使用します。

ランスの街中にあるクロの畑は、気温が周辺より数度高く、収穫がシャンパーニュ地方南部コート・デ・バール並みに早いのが特徴です。樽に負けない力強さもあり、そのため、ボルドー市街地に近いぺサック・レオニャンの1級シャトーになぞらえて、「シャンパーニュのオー・ブリオン」と呼ばれる所以です。