中山昇　自作品
レキントギター 1965年

中山昇氏は日本のクラシックギター製作において最も功績を残した人物といえる中出阪蔵氏の門下で初期の工房を支えてきた製作家です。

出品のものは、レキントギターサイズの手工品ギターになります。
トップはスプルース単板、サイドとバックはおそらくシープレス単板の総単板品と思われ、
個性的なデザインと本格的な音色、アンティークな雰囲気が特徴です。

中山昇氏は、演奏性等は中出阪蔵氏と似た部分もありますが、外観は異なる点が多く、スペイン調の雰囲気への憧れ、遊び心があったりします。

出品のギターは、サウンドホールを太陽に見立て、ロゼッタ代わりにアンダルシアに照りつける太陽の炎をイメージしたかのようなデザインです。ネックヘッドの寄木も色合いのコンビネーションがきれいだと思います。

中山昇氏はフラメンコギターの製作も多かったようで、馴染みの強いシープレスで、個性的デザインも盛り込んだ、中山昇氏らしい作品だと思います。

外観は使用感があり、ネック裏は塗装が剥げている部分や指板の軽い摩耗もありますが、60年前のものとしては良いコンディションだと思います。（ややビビリ音があった部位は、指板を軽く平滑にすることで調整されています。）
演奏性や響きも良いと感じます。

全長　　: 86cm
弦長 : 540mm
ナット幅: 50 mm
弦高 : 12フレット 6弦3.1 mm 1弦2.4mm
ネック : やや順反り

個性的なデザイン、アンティークな雰囲気で、
音色も本格的なミニギターをお探しの方は、
中山昇氏の自作品　1965年
をどうぞよろしくお願いします。

ギターのみの出品で、プチプチと段ボール等で大切に梱包してお届けします。

種類···クラシックギター