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『ポケットにライ麦を』
アガサ・クリスティ　著
宇野利泰　訳
ハヤカワ・ミステリ文庫
昭和58年9月15日 17刷

ニール警部は、突然奇妙な節を
つけて童謡を歌い出した
ミス・マープルを
呆気にとられて見つめた

“ポケットにライ麦を詰めて歌うは
街の唄‥‥” 符合している。

投資信託会社社長のフォテスキュー
の死と妙に符合しているのだ！

彼の命を奪ったのが、
自宅の庭に植えてあるイチイの実の毒であったことから、
警察は容疑者を
家庭内の人間に絞った。

欲の絡んだ骨肉の争いに違いないー
そして第二、第三の連続殺人は
まさにマープルの口ずさんだ
唄そのものだった！

マザーグースの唄を背景に描かれた
多くの作品の中で
燦然と輝く中期傑作長編！

1953年発表の長編推理小説です。


状態　古い本なので
　　　状態は良くありません
　　　全体的にヤケがあり、シミや
　　　折ジワ等もあります

　　　帯がついていますが
　　　一部に破れがあります

　　　自分で楽しんで読む分には
　　　十分だと思います

　　　あくまで中古本ですので
　　　ご了承の上ご購入ください。

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