今はなきサンヨーのラジオ、結構小生の好みです。同時期のナショナル、ソニーというトップメーカーには感度、耐久性ではどうも少し落ちる様なのですが、独自のセンスのデザイン、機能を持っていて、何となく惹かれるのです。
このモデルもネットでトランスワールドのロゴが付いていることに気づいてフラフラッとポチった物です。
普通は激戦になるオークションですが、割に簡単に落札、届いてみると可成り問題は有りました。
何処をどう弄ったかは割愛しますが、整備、クリーニング後は写真の状態で、美品とは言えないまでも、可成り良い線だと自画自賛しております。
外側からは分かりませんが、ボックスは上と下で分かれており、上のスピーカー部には16X10cmという余り見た事の無いサイズの楕円スピーカーが付いています。低音は出したいが、スライド式のボリュームとトーンは譲れないので、妥協として大きめの楕円スピーカー、という流れでしょうか。
大きめなスピーカーにした効果はあり、帯域は広くは無いのですが、可成りしっかりした低音が出ます。
ACでは盛大にハム音が入りますが、単一電池X6本のDCに切り替えるとノイズは無くなり、SNの良い癖の無い音が楽しめますので基本は電池での使用を強くお勧めします。
多分70年頃の発売で相当に旧いので、ダイヤルライトが切れています。
スピーカーボックスは突板を使った良質な物で、キズや剥がれは有りません。
本体のみ。