名著復刻　日本児童文学館
西條八十童謡全集
西條八十著
ほるぷ出版刊　昭和48年 1月発行
約14cm×22cm　371P
＊大正13年5月25日新潮社発行の復刻版

　西條八十（さいじょうやそ）の童謡全集
　西條八十は北原白秋、野口雨情にならぶ大正期の代表的童謡詩人のひとり。早稲田大学在学中、同人誌『聖盃』（のち『仮面』と改題）を刊行。三木露風の『未来』にも同人として参加しています。1919年（大正8年）に自費出版した第一詩集『砂金』で象徴詩人としての地位を確立しました。その後、フランスへ留学しソルボンヌ大学でポール・ヴァレリーらと交遊、帰国後は早大仏文科助教授、昭和6年教授に就任。童謡詩人としてだけでなく、仏文学者としても著名で評論集「アルチュール・ランボオ研究」などを残しています。

　流行歌から軍歌まで幅広い分野で作詞家としても活躍し、「東京行進曲」(昭4年)、「東京音頭」「サーカスの唄」(昭8年)などのヒットをもつが、やはり彼の名前は童謡詩人として有名です。フランス帰りの西條は、新しい童謡の基調を在来のわらべうたに求めた白秋とも、土の中から生まれる童心のうた声をことばの音楽とした雨情とも異なり、「一面芸術品であって、且一面児童のためのもであるべき童謡の要求に、最も適した」ものは象徴詩としての童謡であるとしていました。知的なひらめきとモダンで都会的なイメージの豊かな西条八十の童謡を集めた一冊がこの全集です。

　アンカットのページがあります。
ペーパーナイフなどでカットして
下さい。元々、すべてアンカットだったのかは、わかりません。
カットしたページもあります。


　暗所で保管していたた。
気になる箇所は画像だしました。
比較的きれいな状態です。

　古書籍にご理解いただける方の利用をお願いします。

よろしくお願いいたします。