恐らくオーダー品と推測される本機は音も見た目も良い紫檀(ローズウッド)棹(ネック)の
三線となります。黒檀の代用材として愛用され始めましたが独特の枯れた音や艶のある中音域など黒檀にない魅力が御座います。
恐らくインディアンローズウッドと推測しており、100万円クラスのアコギにも良く使われておりギタリストからすると馴染み深いです。
2017年にワシントン条約に登録されてしまったので価格は右肩上がりで高騰しておりますのでお早めにご検討下さい。

特徴は南風原の天(ちら)-ヘッド形状ですが、鳩胸(ネックエンド)の仕上げは真壁に近く基本の型では無い為恐らくオーダー品と推測します。

カラクイの先端が反対側にまでしっかり刺さっており、弾いた時に棹全体が鳴っている丁寧な作り込みです。カラクイも手製で牛骨を使っており、細さから見て製造から10年から20年ほど経過してると思います。精度も全く衰えておらず通販の激安三線に見られるクオリティの低さとは雲泥の差です。

程よく弾きこまれてきており明るく乾いた完成されたサウンドです。皮の張りは8分とやや高めですが牛骨素材のウマを使えば高音域の角を取る調整が可能なのでこのバランスが丁度良いと思います。

状態について
棹(ネック)は真っ直ぐで唄口(ナット)も削れておらずまだまだ快適に弾く事が出来ます。
全体まばらに少しの打ち傷は散見しますが演奏に問題はなく末長くご使用可能です。

傷などの見落としもあるかも知れませんのでお写真を良くご覧頂きご検討下さい
出品にあたりメンテナンスとクリーニング済み

スペック
ヘッド-型:真壁と南風原のmix
棹/ネック:紫檀-ローズウッド
全体重量:1.2kg
ボディ-胴:南洋白木/人工皮-8分張り
ブランド/製作者:不明
製造年代:不明
塗装:艶ありウレタン
付属品:セラミックバチ
ケース: ハードケース/
推定新品価格:14万円前後