姫路城は平成21年から同27年にかけて修復工事「平成の大修理」が行なわれましたが、

昭和10年から太平洋戦争を挟んで昭和39年までは「昭和の大修理」が行なわれました。

この本は昭和31年から始まった大天守修理の記録です。

大天守は文化・文政時代から傾いているのが有名でしたが、戦後計測した結果傾斜の度合いが徐々に拡大していることがわかり、昭和30年から準備作業が開始されたとのことです。

心柱取替えの苦労など、とても興味深い貴重な資料です。

当時の新聞の切り抜きも併せてお譲り致します。

昭和39年7月25日　第４刷発行
朝日出版社