ローマの休日　
オードリーヘップバーン　グレゴリーペック

1953年のアカデミー賞において、オードリー・ヘプバーンが主演女優賞を受賞した作品。
その他、イアン・マクレラン・ハンターの原案賞や衣装デザイン賞にも輝いた作品であり、全てローマで撮影されている。
オードリーはこの作品で、ゴールデングローブ賞やニューヨーク批評家協会賞などでも女優賞を獲得している。

まさに、オードリー・ヘプバーンあっての映画だが、当時大スターであった共演のグレゴリー・ペックが、この新人女優の魅力をいち早く見抜いて、アシストしたことがごの作品が成功した一番の理由だと思われる。

有名な「真実の口」のシーンで、グレゴリーのアドリブで、それまでぎこちない演技をしていたオードリーのナチュラルな面を引き出し、リラックスして演じることをさりげなく教えたエピソードなど。
本当の名優とは、このような俳優のことを称する言葉ではないだろうか。