◼️「物理学者のすごい日常」
作　家：橋本 幸士
出版社：集英社インターナショナル
定　価：￥ 979（税込）
◼️日常生活のすべてを「物理学的思考法」で考えるとどうなるのか？　物理学者の頭の中をのぞきながら、一緒に思考の旅を楽しめる一冊です。
◼️脳を使用して日常生活の困難を解決しよう！みたいな思考法の解説やトレーニング本ではなく、物理学を仕事にしている人たちはこんな時にこんな風に物理学を使ってますよ、的な本です。
◼️ベストセラー『物理学者のすごい思考法』に続く、物理学者の橋本幸士・京都大学大学院理学研究科教授による科学エッセー集です。映画『シン・ウルトラマン』などの物理学監修、『オッペンハイマー』の字幕監修などを手がける物理学者の橋本教授は、日常生活のすべてを「物理学的思考法」で考える。
・最寄りの駅から京都大学まで、雨に濡れないで到達できるのか？
・京都の碁盤の目のような街で、どの時間なら陽に当たらずに歩けるか？
・隣の席の貧乏ゆすりを、自分の貧乏ゆすりで相殺できるのか？
などを、ユーモラスな筆致で描く。
　物理学用語解説や関連書籍ガイドも付いた、面白くて役に立つエッセーです。
◼️こういう風に自分とは全然違う尺度で生きている人間がいることにもほっこりする。
　その証拠？に、「おそるおそる妻に聞いてみた。僕の物理が今まで結婚生活で役に立ったことがあるっけ？」というセリフ。奥様も冷静でいい味出していて、奥さんのツッコミに◎一つあげます。
◼️東野圭吾の推理小説ガリレオシリーズ原作のテレビドラマや映画で、主人公の『ガリレオ』を演じた福山雅治が、度々、原作の小説にはない数式を書いて推理する場面があることが、「何故、数式なんだろう？」と思っていたのだが、この本を読んで物理学者のあるある行動なんだとはじめて理解した。
◼️人は、誰でも自分の知っている分野に当てはめようとするところはあると思う。それは、無意識かもしれない。
　息をするように 計算してしまう人の気持ちがちょっとわかるけど、自分はやる気にはなれないです。
◼️本の状態は、目立った傷や汚れはありませんが、中古本であることをご理解いただきご購入をお願いします。